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酒、嘔吐、リスカ、過去の自分に伝えたいこと

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酒、嘔吐、リスカ、過去の自分に伝えたいこと

こんにちは。だざいです!



人生に絶望し、車道に飛び出すもトラックは停止、
毎日「死にたい」と感じながら生活していたところから

ライティングという武器を手にして、
いまはPC1台で自由に生活しています。



今回は、過去の僕に伝えたいこと。

あのときの自分にもし会えるのなら、
教えてあげたいことについて書いていきます。



いま、人生に悩んでいる人や
苦しんでいる人の力になるかもしれないと思い、
こうやって文字を書き綴っている次第です。



一部、衝撃的な描写が含まれるかもしれませんので、
読むときはよく注意して読んでいただければと思います。




酒を飲み、毎日吐き続け、リストカットをしていました

▲終電後の仙台駅。タクシーに乗るお金もなく、雨を凌いで朝まで過ごした。

僕は大学2年生のとき、
人生のどん底にいました。


自殺しようと思ってトラックに飛び込んだところ、
目の前でトラックは停止。

轟音ともいえるほどのブレーキ音に加えて、
運転手の怒号はいまでも鮮明に覚えています。

(運転免許証を取得したいま、
本当に申し訳ないと思っています)




──それからの毎日は、絶望そのものでした

死ねなかったという後悔から、
自分をどれだけ憎んだことか。

死にたいという思いと、
死ぬことに対する恐怖との戦い。



そんな葛藤から逃げ出すために、
僕は毎日のように酒を飲んでいました。



飲んでいた酒は、ストロングゼロ。

いまはもう、
一番苦手なお酒です。



お酒自体は得意なのですが、
ストロングゼロはちょっと苦手。

500mlの缶を一本飲み干すころには、
もう酔っ払っていました。


そして、泣いていました。いつも。



それからは友達にLINEをして、
相談を聞いてもらって、

それでも満たされない感覚を味わいながら
涙をまた酒で流し込む。



2本目を飲み切るころには、
頭がガンガンしていて、吐き気がします。



トイレに駆け込む。



吐けないから、指を喉奥に突っ込んで、
無理矢理、すべてを吐き出していました。

摂取したものがすべてトイレに流れて行っても、
心のわだかまりだけは、ずっと残るのにね。



無駄なことをしました。

心のなかはいつも分厚い雲に包まれていて、
周りに助けてくれる人はいたのに、
なんだかずっと一人ぼっちな気がしていました。



ぼーっとしていると、
なんだか死にたくなってくる。

でも、死ぬのは怖いとわかっている。


だから、そんな葛藤から逃げるために
また冷蔵庫に手を伸ばして、酒を取る。



人生に逃げ道というものはなくて、
裏技みたいなものもない。

ゲームのようにリセットすることもできない。



僕の心のなかはもう、ストレスでいっぱいでした。

まるで、パンパンに膨れ上がった風船のように、
いまにも爆発しそうな感覚。

パンパンに膨れ上がっているから、
空気を抜いてあげたいのに、
人生に逃げ道なんてなくて、また絶望。



いま思えば、あのときはパンパンになった心を
どう解放してあげるかに必死でしたね。


だから、リストカットをしたんだと思います。





──22時、バイト帰りのある日

同じ塾でバイトをしていた友人と、
近くのラーメン屋さんにいきました。

たしか、8月だったと思います。



梅雨なのにその日は晴れていて、
夜は蒸し暑かった。


熱々のラーメンを体に流し込み、
少し酒を買って、
近くの公園で談笑しました。

そこで、ストロングゼロを飲んでしまった。



楽しい会も終わり、帰り道。



公園から家までの帰り道から
少し遠回りをして、ミニストップへ。

4本入りのカミソリを購入。



「紙ナプキンもいただけますか?」




ミニストップを出て、
少し自転車を押して進むと、

突然、吐き気を感じ、
先ほどのラーメンが地面に広がる。





──ストレスでパンパンに膨れ上がった心に、
数センチの風穴を開けてやりたかった。






快楽を感じてしまった。

この行為に快楽を感じてしまった罪悪感で、
また吐いた。



手首から漏れ出すストレスが止まらないので、
紙ナプキンで強く押さえつける。




・・・それからの毎日は、
充足感に満ち溢れていました。


謎の達成感があったからです。



死ぬことには失敗したけど、
俺は手首をやってやった。

俺は、成し遂げたんだ・・・。



心を病みそうになれば、
手首を見て安心した。





しかし、どうやら傷が浅かったみたい。

数週間もすると、
傷跡はきれいになくなった。



リストカットはどれだけ浅くても、
一生残るものだと思っていた。


──僕はまた、成し遂げられなかったようだ。





あの頃の僕へ、それでは人生は変わらない

▲雨上がりの仙台駅

あの頃の僕へ伝えたいことの1つ目は、
酒やリストカットでは
人生を変えられない、ということ。




結局、あれはその場しのぎの愚行。



その瞬間、気持ち良くても
すぐまた絶望するだけ。

一時的にストレスを発散し、
また絶望の種を蒔いているだけ。



あなたの人生は、それでは変わらない。

大事なのは、
根本的な解決だったんだよ。




あの頃の僕は、悩みすぎて、
もはや何に悩んでいるのかわからなかった。


いまでも自殺未遂のきっかけを聞かれると、
漠然とした不安があった、なんて言ってる。

実はこれは、芥川龍之介の言葉を借りてるだけ。



あなたは、いま何に悩んでいるのかわからない。

自分の現状を
正しく把握できていない。




だから何をすればいいのかわからなくて、
目の前のすべてをぼんやりと掻き消してくれる
お酒だったり、自傷行為をしている。



でも、それではいけないんだよ。

大事なのは、自分が何に悩んでいるのか
正確に把握してあげること。

自分を正しく理解してあげることだ。




そのために、どうか1枚の紙を
手元に用意してほしい。

そこに、何に悩んでいるのかを
書き出そうと試みてほしい。



紙に書くだけで、いろいろなことがわかってくるから。

数年後のいまでも
たまに心を病むけど、
そうやってる。


そうやって、現状を正しく把握して、
解決策をひとつずつ探していこう。



自分の1番の味方は、
自分でなくちゃいけない。

自分はいつまで経っても、
自分から離れていかないから。

だから、たくさん自分と対話を繰り返して、
自分なりの解決策を見つけていけばいいよ。



でも、あなたは誇りある過去の僕です

▲とあるサッカー場裏に見える日

僕はたしかに、酒を飲んで
リストカットをして・・・。

恥の多い過去、だったと思う。



でも、それから数年間生きてきて思うのは、
その愚行や恥もまた、素敵な1ページだということ。

人生の味わいだということ。




最近、幸せについてよく考えるんだけど、
幸せとは「人生に必要ないもの」だと思うんだ。

カレーに蜂蜜を入れると美味しくなるみたいに、
本来必要ないものこそが
人生を豊かに、幸せにしてくれる。



そして、あの絶望的な日常も、
本来は人生に必要がないもの。

そして、いまの僕の人生を
幸せに、豊かにしてくれているのも
あの過去があったからだと思う。



だから、正直、いいと思う。



未来の僕は、この自殺未遂を通して、

「死ぬなら、やりきってから」

という精神になることができた。



そして、ビジネスを勉強するという
人生における大きな賭けに挑戦して、

評価されて、大学4年生の夏は
東京で過ごすことになる。



東京から帰ってきて、大学を卒業して、
いまはPC1台で仕事ができている。



あの時期がなかったら、
こんな幸せは手に入ってない。



社会的に見れば、自殺未遂なんてものは
人生のおけるマイナス点かもしれない。

でも、僕個人的な考えとしては
人生を素晴らしいものしてくれた
強烈はスパイスだと思っているよ。



──過去の自分へ

生きててくれて、ありがとう。




さて、ここまで過去の僕に
伝えたかったことについて

勝手ながらつらつらと
書かせていただきました。



何か感じるものがあったり、
行動するモチベーションになったり、
いまの自分を肯定できる材料になっていたら
嬉しいな〜、なんて思っています。



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そこで人生に絶望し、自殺未遂──。

 

 

 

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