サウナタイガーと、スターリン

  1. HOME >
  2. 哲学 >

サウナタイガーと、スターリン

スターリンが言ってた。

『一人の死は悲劇だが数百万人の死は統計上の数字でしかない』って。

人間の感情が動くのは、想像力が働いたときだということ。

想像力が働くのは、数字じゃなくて、顔が見えたときだということ。

Wikipediaで調べてみると、こんな実験が出てくる。

心理的現象では何百万人の苦難よりも、たった一人の悲劇の方が人々の心を動かしている。ウォートン・スクールの教授らによって行われた実験では、アフリカの食糧難で苦しむ三百万人の子供たちのためよりも、マリの一人の少女のためにというメッセージの方が多くの募金を集めた。(引用:Wikipedia|一人の死は悲劇だが数百万人の死は統計上の数字でしかない

これを、リアルタイムで感じる出来事があった。

サウナタイガーで夫婦が亡くなった事故。
https://news.yahoo.co.jp/articles/69f7e175daad252a7a9287824bd25ae54803d1ce

あまりにも痛ましい事故。

3歳の娘さんがいたらしい。

苦しい。

苦しすぎる。

3歳の娘さんには、何の罪もない。

もちろん、亡くなったご夫婦にもない。

もし、娘さんにお会いすることがあれば、ぜひとも協力したい。

これからもきっと、思いを馳せると思う。

「あの3歳の娘さんは、どう生きてるだろうか」と。

そう。

なぜか。

思いを馳せてしまう。

実はこの瞬間にも、この世界で誰かが亡くなっているのに。

スターリンが言ってたことは、本当だったんだ。

『一人の死は悲劇だが数百万人の死は統計上の数字でしかない』

サウナタイガーで起きた悲劇。

世界のどこかで起きている悲劇。

後者の悲劇は、統計として脳内処理されてしまうんだ。

どちらも等しく、悲劇なのに。

────────────
だざい@自殺未遂から起業した人

▼メルマガ登録はこちら▼

だざい

教員志望(私文卒)→自殺未遂→Web/セールスライター(月100万くらい)→コンテンツビジネス(月50~300万くらい)→プロダクトローンチ(1.6億くらい)→投資家/オフライン事業展開中

-哲学